サッカー選手に薄毛が少ない理由|運動とAGAの本当の関係

みなさんこんにちは😊

ようやく梅雨入り前の、からっとした青空が気持ちいい季節になってきましたね🗻 こういう日は工房の窓を全開にして、木を削る音と外の風を一緒に味わうのが、手前どもの密かな楽しみだったりします。

さて、昨夜のことなのですが。

ワールドカップに向けたサッカー日本代表の壮行試合を、ビール片手にテレビで観ておりました。今回特別招集された吉田麻也選手。まだまだ十分やれてることに驚きました。

久しぶりに胸が熱くなりましてね。ピッチを縦横無尽に駆け回る若い選手たちを見ていて、ふと、まったく試合と関係ないことを考えてしまったのです。

「……サッカー選手って、髪がフサフサな人が多いよなあ」と。

かくいう私も、五十を過ぎてから鏡の前でため息をつくことが増えました。だからこそ、つい人様の頭にも目がいってしまう。困った性分です😅

そういえば、最近の野球選手も昔に比べて薄毛の方が減った気がする。昔のプロ野球には、それはそれは貫禄のある頭の監督や選手がたくさんいらっしゃった。これは一体、どういうことなのか。ヘディングが頭にいいのか? いやいや、まさかね。

気になって調べてみたら、なかなか面白いことが分かってきました。みなさんと一緒に、ちょっと考えてみたいと思います。

「サッカー選手に薄毛が少ない」は本当なのか?

まず、私が感じた「サッカー選手はフサフサ」という印象。これ、本当なのでしょうか。

冷静に考えてみると、現役でテレビに映る選手というのは、その多くが二十代から三十代前半の若い方々なんですよね。薄毛、いわゆるAGA(男性型脱毛症)は、年齢とともに進行していくもの。つまり「若くて目立つ選手ばかりを見ている」という、サンプルの偏りがあるのかもしれません。

実際、引退後にずいぶん印象が変わった選手や、現役でも髪が薄くなってきている選手は、探せばたくさんいらっしゃいます。海外の名選手でも、堂々と頭を剃り上げてプレーしている方は珍しくありません。

これは家具職人の仕事にも通じる話でしてね。お客様が「いい木目だ」とおっしゃる一枚板も、実は職人が何十枚もの中から「見栄えのする面」を選んで仕上げているわけです。私たちが普段見ているものは、すでに「選ばれた一面」なのかもしれない。そう考えると、印象というのはあてにならないものだなあ、としみじみ思います。

「ヘディングで髪が増える」は、残念ながら俗説です

さて、私が一瞬本気で考えてしまった「ヘディングが頭にいい説」。

これは、はっきり申し上げますと、医学的な根拠はありません😌

「頭に刺激を与えると血行が良くなって髪が生える」というのは、昔からよく聞く話です。でも、薄毛の主な原因はそこではないんですね。

AGAの正体は、おもに遺伝的な体質と、DHT(ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種)の影響だと、日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも説明されています。つまり、生まれ持った体質とホルモンの働きが大きい。頭をボールでコツコツ叩いたからといって、毛が生えてくるわけではないのです。

それどころか、強い物理的な刺激はかえって頭皮や毛根を傷めてしまう可能性すらある。良かれと思ってやったことが、逆効果になる。これもまた、人生のあちこちで見かける光景ですね。

それでも、運動が薄毛に「遠回しに」良い理由

「なんだ、運動は意味ないのか」と、がっかりされた方。少しお待ちください。

直接「生える」わけではないのですが、運動には間接的に頭皮環境を助けてくれる側面があるんです。

たとえば、適度な運動は全身の血行を良くし、ストレスをやわらげ、睡眠の質を高めてくれます。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、運動習慣が生活習慣病の予防や心身の健康に役立つことが紹介されています。肥満や生活習慣の乱れは、巡り巡って頭皮の環境にも影響しかねない。

つまり、サッカー選手のように日々身体を動かしている人は、髪が育ちやすい「土台」を整えているとは言えるかもしれません。

ただし、ここを誤解してはいけません。「運動すれば薄毛が治る」のではなく、「健康的な生活が、髪にとっても悪くない」というだけの話。特効薬ではないのです。身体の声に耳を傾けることは大切ですが、過信は禁物ですね。

野球選手とサッカー選手で、印象が違うのはなぜ?

ここで、私が感じたもう一つの疑問。「昔の野球選手には薄毛が多かった気がする」というやつです。

これも確たる科学的根拠があるわけではないので、あくまで一つの見方として聞いてくださいね。

よく言われるのは、帽子やヘルメットの着用の違いです。野球は長時間、帽子をかぶり続ける競技。汗で蒸れたり、締め付けたりすることが頭皮に良くないのでは、という声があります。一方サッカーは、基本的に何もかぶらずにプレーします。

ただ、これも決定的な証拠があるわけではありません。年齢層の違いや、メディアへの露出のされ方、時代による印象の変化なども絡んでいるでしょう。「昔は貫禄のある頭の選手が多かった」というのも、私の記憶の美化かもしれませんしね😅

何事も「これが原因だ!」と決めつけず、いくつもの要素が重なっていると考える。多面的に見る目を持ちたいものです。

三十代から、本当にやるべきこと

ここまで読んでくださった、薄毛が気になり始めた三十代のあなたへ。

一番大切なことをお伝えします。それは、AGAは「進行性」だということ。放っておいて自然に良くなるものではありません。だからこそ、気になったときの「早い一歩」が、何より効くのです。

セルフケアでできることもあります。バランスの良い食事、しっかりした睡眠、適度な運動。私自身、病院や薬よりもまず日々の食事を見直すことを大切にしている人間です。でも、それだけでAGAを止められるかというと、正直に申し上げて限界があります。

本当に気になるのなら、専門のクリニックで相談してみるのが確実です。今は飲み薬や塗り薬など、医学的に効果が認められた治療法もあります。まずは「自分が今どういう状態なのか」を知るだけでも、心がずいぶん軽くなるものですよ。

まとめ|俗説に振り回されず、正しい一歩を

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました🤗

今日のお話をまとめますと、こういうことになります。

サッカー選手がフサフサに見えるのは、若い選手が多いという印象の偏りが大きい。ヘディングで髪が増えるというのは俗説で、医学的根拠はない。運動は健康には良いけれど、薄毛の特効薬ではない。

結局のところ、ネットや噂に流されるよりも、正しい知識を持って、必要なら専門家に相談する。これが遠回りなようで一番の近道なんだろうと思います。

河合隼雄先生は「悩みはあって当たり前」とおっしゃいました。薄毛だって、悩むこと自体は自然なこと。大事なのは、その悩みを「悪いこと」と思い込んで二重に苦しまないこと。そして、できる一歩を静かに踏み出すことではないでしょうか。

みなさんは、ご自分の身体の声、ちゃんと聴けていますか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次回お会いしましょう☺️

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